ニュースリリース

2011.11.17

【導入事例】兵庫県・食品工場

廃食用油を利用したバイオマスボイラー導入によるESCO事業
導入事業所名:株式会社 藤田食品(但馬工場)
所在地:兵庫県養父市八鹿町上小田

導入前

老朽化したLPG燃料ボイラーの更新を考えていた。安価なイニシャルコストでの改修と、ランニングコスト低減・CO2削減という観点からも省エネルギーと省コストを両立させたボイラー機種を模索していた。
どの燃料に更新するのが良いか、多くのメーカー・機種の中からどれに更新すればよいか選びきれずにいた。

実施の経緯
NEDOの1/2補助を受け、廃食油を活用したバイオマスボイラーを導入することとなった。
更新により削減されたCO2を、国内クレジット制度を利用してCO2を売買。補助申請・工事とメンテナンス・CO2売買まで全てワンストップで対応できる弊社にプロジェクトを任された。

導入後

導入した省エネルギー技術等
CO2削減と廃食油の有効活用を主目的にボイラー更新
CO2削減とともに廃食油を有効活用したいと考え、廃食油だけを燃料にできる、廃食油を燃料としたCO2削減につながるボイラーに更新。
定期的な更新時期にあわせて照明設備を更新
老朽化していたことと、油により汚れがつきやすく、照明設備は定期的な対策が求められる状況にあり、更新時期にあわせて高効率な照明設備に更新。
補助金活用によるイニシャルコストの抑制
設備導入に際しては、NEDO「温室効果ガス排出削減支援事業」を活用。補助率が1/2であり、イニシャルコストを大きく抑えることができた。
CO2排出権の売買
補助金申請と排出削減事業計画書を作成し、CO2売買まで行うことで、正確な省エネルギープロジェクト実施ができた。
投資額
2,500万円(補助金含む)
(補助金;温室効果ガス排出削減支援事業)
導入後の成果
導入後の成果
波及効果・メリット
エネルギー使用量削減による経費節減
但馬工場のLPGの使用量は2割の削減を実現し、照明更新では半年で7,000kWh削減し前年の2/3の規模となり、経費節減に繋がっている。
取引先からの相談など、環境対策に先進的な企業としてのPR
今回の取組みについて、電話での問い合わせが何件かあった。取引先の大手スーパーからは、CO2削減に向けた取組みの参考にしたいとのことで、照明更新の取組みについて紹介。また、他県の中小企業団体からの視察もあるなど、環境対策に先進的な企業としてのPRにつながっている。
企業や商品イメージの向上に期待
現在、全ての廃食油を有効活用。企業イメージや商品イメージが向上していくことが期待される。
今回の経験を活かした全社的な省エネ活動の取組みへの展開
国内クレジット制度での取組みを社員に説明し、社員の節電などの省エネルギー・CO2削減意識が向上。今後は、但馬工場の経験を活用し、但馬工場の見学も行いながら、全社的な省エネルギー活動を進めていく。
設 備
ボイラーの燃料転換
LPG→バイオマス[廃食油]、照明設備の更新

バイオマス(揚げ物廃油)ボイラーを導入し、揚げ物廃油を大豆を蒸す工程の蒸気エネルギー源として再利用し、LPG使用量を削減。さらに、水銀灯や蛍光灯を高効率照明に換えることで、工場全体として17%以上の省エネルギーと年間450万円以上(※LPG85円/m3として)の省コストを図る。

藤田食品 企業概要 株式会社藤田食品は「おいしい豆腐をつくるには、まずよい水をつくることから」という理念のもとに、豆腐造りにかかせない水を、「電子イオン」により浄化・活性化し、品質の安定したおいしい豆腐を製造。環境対策としては、但馬工場にオカラ乾燥機を設置し、魚のえさやきのこ栽培肥料の材料にするなど、オカラの再資源化や浄化水槽の設置による排水の浄化などを行ってる。
その他

共同実施者(三井住友銀行担当者)より

弊行は、制度の試行に際し発足した国内クレジット推進協議会の発起人であり、制度の活性化を図る立場で参加しました。藤田食品様は日本環境取引機構から紹介を受け、地元での知名度が高く、食と環境の先進企業であることから、弊行本店ビルのカーボンニュートラル化に活用する予定です。